志築塾の歴史「合格の瞬間!」
☆合格発表の直後、A子から一報が入った。
「もしもしA子です。」とても暗い声だった。ためらいながら、言葉を発しなければなりませんでした。「どうだった・・・」途端に、急にめっちゃ明るい声で、「受かったぁ~!!」塾初めてのα校の難関コース合格者でした。電話を持ったまま涙をボロボロ流しながら、志築先生も大声で「やったー!やったー!やったー!」を何回繰り返したことか。
☆α校の難関コース合格を知った後、数時間もしないうちに、お母さんとB君はやってきました。「先生に報告あるんでしょ!自分から言いなさい。」と促された彼は、玄関先に、直立不動のまま、口を開こうとしますが、何も言葉にできません。そのうち大きな目をさらに大きく見開いたまま大粒の涙が床にボトンボトン。みるみる涙の水たまりができました。その光景は今でも目に焼き付いて離れません。
☆お母さんからのC男君合格の電話。「先生ちょっと待ってください。本人から先生に言いたいことあるそうです。」見事念願のβ校に合格した普段無口なC男が受話器を握りました。しばらくの沈黙の後、たどたどしく、ぼそぼそと話しだしました。「一、一流大学に合、合格して必ず恩、恩、恩返し、します。」笑いと涙が一緒に吹き出してしまいました。
☆大学合格の直後、本人は、塾に立ち寄っていました。「先生見て!」携帯で、合格番号を見ました。十個以上番号が飛んでいて、難関だったことがわかります。この子の中学選択にはちょっとしたエピソードがありました。ω校とθ校に合格しました。ω校にすでに入学金を支払っていたのに、僕が口をさしはさみます。本格的にスポーツをやっていたD子に「結構勉強ができるのだからスポーツも勉強もできる進学校のθ校もいいじゃないか。」結局、D子はθ校を選択しました。彼女はその後けがをし、スポーツから離れますが高校で復帰。その後、全国ランクでそれなりの活躍をします。食事のあとうちまで送っていきました。お母さんが車まで走ってきて、涙ながらに「先生のおかげです。H大合格は、先生がθ校を勧めてくれたからです。」と。カツラ先生と二人、帰りの車で、「こんないいこともあるんだ。やっていてよかったね。」
合格した時の涙は受験の苦労を吹っ飛ばしてくれます。