中学受験 5月  力を付ける勉強法(1)「読解力」

国語があまり得意じゃない子には実は、色んなタイプがあるんです。
読解力を問題を解く力と勘違いしているケースも良くあります。
あるY君がおりました。よく勉強する子です。ある塾に通っていたのですが、成績が伸びませんとの相談でした。お母さんが国語は論理文は得意だが、物語文は不得意だと言っていました。
問題をやらせてみて、すぐ解りました。問題文を読む前に問題を解き始めたのです。
実はこれでも、力が付きます。「それ」は何を指しているでしょうか?とか、接続詞を選ぶ問題なんかは、数をこなせば、出来るようになります。漢字も言葉の決まりも同様です。
でも、これが読解力に、必ずしもつながらないのです。物語は一部分が問題になります。その物語を知らなくとも、一度読んだだけで頭に情景が浮かばなければなりません。登場人物をしっかりその情景に立たせなければなりません。
本を読む習慣がないとこれがとっても難しいのです。論理文は字ズラだけで答えることがある程度できます。でも、物語は情景を浮かべ、登場人物の心の動きまで読み取らなければなりません。
中学入試では長い物語文と長い論説文を読み、答える問題の他に、漢字や言葉の決まりがもう一問。配点非公表の学校が多いが、大体、4・4・2。確実に読解力問題をこなさなければ合格点には届かないのです。
この子は明らかに、問題中心の勉強法で、頭の中に情景が描けないばかりか、登場人物の表情描写や態度から気持ちを読み取るのが苦手でした。
この子は音読から始めました。感情がまったくこもっていません。今度は僕が感情をこめてよんで、その後に続いて読んでもらいます。2p-ジ過ぎたところで、内容を少しずつ聞きます。時間はかかりますが、確実に力が付きます。出来れば、低学年にやっておきたいことです。でも、何年生からでも是非やりたいことです。
物語を読めること自体、宝物なんです。
10分で読めるシリーズが出ていますが、短くてあきなくて結構いいです。

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