2011 年 2 月 のアーカイブ

中学受験  「才色兼備」  こんな嬉しい夜はない! 

2011 年 2 月 14 日 月曜日


駆け込み乗車の6年生5月入塾。某商社の専属モデルでローカルながらタレント。勉強はほとんどなおざり。その彼女が名門中学の受験を目指して入塾。エッ!無理無理!でも、頑張り屋さんでした。一日5時間の受講に耐えたこともあります。そして、その彼女が見事第一志望に合格したのです。僕たちの力ではありません。彼女の困難へ立ち向かう力が合格に導いたのです。
昨日、彼女のコンサートに招待いただきました。動物園や大通のコンサートでご覧になったかたもいらっしゃるでしょう。
「jupiter」「top of world」「hanamizuki」「love love love」
ソロで熱唱。全部英語。すご!音程も発音もgood!裏声の高い音、特にいい。
実は、全部(日本語バージョン)志築先生の持ち歌(笑)。
サプライズはその次訪れました。
志築先生とかつら先生を合格に導いてくれた塾の先生として舞台から紹介してくれたのです。
感激のあまり、涙が止まりませんでした。
こんなうれしい夜はない。こんなに塾をやってて良かったと思ったこともありません。
YUIーtanの未来におおいに期待し応援します。

中学受験と子供の成長 「入試問題と学校の勉強のギャップ一塾での体験からvol.2

2011 年 2 月 12 日 土曜日

Aは中学受験が、ではなく、志築塾が別世界なんだと思うようになりました。「計算問題が普通に出来る」が、ここでは、「全く出来ない」になるのです。それもそのはず、入試の計算問題は難しいのです。分数と小数の混ざったながーい計算問題。0.625が8分の5など暗記のレベルなのです。計算の工夫も重要。これはもう因数分解の世界です。また、虫食い算など、難しい一元一次方程式そのものです。こんな複雑な計算、受験生にとって、朝飯前なのです。
僕はホームページでも、ずっと前から基礎が大事と言い続けています。但し、この基礎のレベルは相当高いものなんです。テキストのしっかりした某塾では、4年からスタートが基準です。国語だけでも、読解・漢字・言葉のきまりの3種類。算数は、スタートから応用問題と計算問題を大量にこなさなければなりません。
昨日、私どもの塾に通って来ている私立中学2年生の数学が公立では通常3年かかってやる範囲を終了しました。
おそらく、この後は高校レベルの数学になるのでしょう。こんなスピードについていくためには、入学時点で相当高い数学のレベルが要求されます。
Aの勘違いは数か月続きました。いくら中学受験のことを話しても、宿題はやってこない。復習はしない。授業はうわのそら。厳しく言うと、自分は苛められているんだの表情。これは、非現実。親が行けというから行っている。僕は現実の世界、「小学校では優等生なんだ!」Aはよく学校の調べ物を持ち込んできました。塾がそういうもの(学校の補助的ところ)だと考えているようです。僕は、色々しらべて、資料を作ってあげました。信頼の糸を紬ぎたかったからです。
成績も上がらずついにその日が来ました。
to be continued

中学受験と子供の成長 「入試問題と学校の勉強のギャップ一塾での体験からvol.1」

2011 年 2 月 9 日 水曜日

昨年2月、もうすぐ6年生になる子がお母さんとやって来ました。中学受験を目指したい。でも、こんな時期からお願いしてもいいかということでした。学校の成績もよく、通常であれば、そのまま公立の中学というところなんでしょうが、実は、小学校が私立だったので、地域の学校には通っておらず、公立の中学では友達もいない状況になるのでした。やさしい子で、真面目なのですが、ちょっと乳母日傘のところがあり、公立の中学では、いじめにあいそうなタイプでした。この子をAとします。
到達点(僕は学力の現在レベルをこう呼んでいます。)を確かめるために、国語が得意だというので、某中学の入試問題をやってみました。たまたま、確認試験に来た一級下(つまり4年生)のすでに塾に来て半年以上の子(Bとします。)にも、ついでに、この試験を受けてもらいました。合格者平均点55点くらいの問題です。
Bは54点でした。なんと、まだ4年なのに、ほぼ合格点。
さて、Aはというと、42点でした。Aは試験最中からパニクってました。結局、1問目の物語文は40点中18点。言葉のきまりの2問目は25点中16点。最後の説明文の3問目は35点中、わずかに8点でした。(ちなみにBは26点、12点、16点)
1も3も、長文ですが、内容が把握されていませんでした。よっぽどカルチャーショックだったのでしょう。試験が終わって、Aは、学校では、もっと点数が取れること、帰りの時間を気にして身がはいらなかったことなど、採点前から言い訳を始めていました。 to be continued