2012 年 1 月 のアーカイブ

中学受験は必要か? 「中学受験は時代の趨勢」を敢えてもう一度検証。

2012 年 1 月 30 日 月曜日

北海道はまだまだ中学受験が定着していません。7%と言われる受験割合が上がってきていません。
中学受験否定派の親御さんや塾も多いようです。
あらためて、中学受験否定派の意見に反論したいと思います。
某否定派の塾長の反対理由が次の2点です。(学校の所在地が遠いのも理由のようですが、それは普段の帰宅後の勉強時間が減るが理由のようですが、塾の発言とは思われないので、敢えて反論はしないことにしましょう。)

1、小学校の成績が良かったからといって、本当に実力があるのか?
2、実力があったとしても、中高一貫のカリキュラムは過酷すぎないか?

1、中学受験は、小学校でやっている勉強とはかなり開きがあります。学校の成績がよいだけで中学受験する子はほとんどいません。ほとんどが塾を経て受験しています。模試などを受け、合否可能性の判定をしてから、実力に合わせて受験するのです。もし塾や家庭教師や通信添削なしで合格したなら、それこそ大変実力がある子といえるでしょう。(そんな子も実際いますが、相当優秀なようです。)
ただハチマキ絞めて暗記中心の猛勉強。なんとか合格。合格すればなんとかなるは間違いで、思考力をしっかり養わなければ公立であろうが私立であろうが着いていけなくなることもあるのです。
2、次に私立の中学の進み方が早いのではないかという問題です。実際、中3で英語が半年。数学で一年、早いようです。つまり高校の勉強をそれだけ早く始めるのです。英語は決して早くないです。半年くらいは、高校受験のない子たちにとって、大した負担ではありません。生徒から特に文句は出ていません。でも、確かに数学は早いです。このスピードに置き去りにされると取り返しがつかなくなることも事実です。当たり前ですが、置き去りにされないためには、しっかり勉強することです。ゆっくりであればいいのではなく、頑張って勉強しなければ、着いていけなくなるのは、公立も私立もおんなじです。
むしろ、中高の数学を体系的に学習する方が数学力は着実に着いていくのです。実際、頑張って勉強した子(当塾の子)に成果が見られます。
中学受験否定派のもう一つの理由が精神的未熟さです。確かに、精神的に未熟な子が多いです。特に少子化の中では未熟な子を育ててしまいがちです。ところが、中学受験体験でがらっと変わるんです。合格と不合格のハザマで、色んな体験をし、心が成長するのです。中学生活が楽しく思えるのは、その厳しい体験を経て、見えてくるものが、大きく変わってくるのです。早すぎないのです。その重みが実はそれからの成長の鍵を握るのです。
僕のところの今年合格した小学生。実は、みんな継続して当塾へ通塾しています。いっぱいの成功体験がそうさせてると思いますが、もう一つは、ここが楽しいからにほかなりません。学ぶことの楽しさを知った彼らが続けて塾に来たいというのは至極当然かもしれません。
どうして高校受験が中学受験より優先されるのか、僕には理解できません。

中学受験  「受験を終えてーこの1年からー」 その2「一人の受験生を追って!」

2012 年 1 月 26 日 木曜日

―最初のメールー
‘10年12月;「こんにちは、志築塾のホームページを見ましてメールをいたしました。息子がぜひそちらに通いたいと言っております。空いていればお願いしたいのですが、いかがでしょうか?」
「本人は体験授業で参加したS校に行きたいと言っておりますが、出来ればもうちょっと上を狙えればと思っております。よろしくお願いします。」

―通塾後―
‘11年1月;「得意なはずの算数のテスト、厳しい結果だったと本人が言ってました。家では、学校の宿題プラス塾の宿題しかやってない状態で……後は、「疲れたー」と言ってゲームです。本当に受験できるのかな?って感じる今日この頃です。」(受験したいという気持ち先行型でまだまだ勉強への自覚のない時期)

―3ヵ月後―                             
‘11年4月;「本日の授業、時間を延長して教えて頂いた上に自宅まで送って頂いて、本当にありがとうございました。 家では相変わらずあまり勉強してなく、このままでは、S校にも受からないのでは?と思ってますが、塾ではどんな感じでしょうか?」(宿題はやってくるものの、ただやってくるだけで(やっつけ勉強)知識を身につけようとする気迫がまだ感じられない時期)

―半年後―
‘11年6月;「今回のテストで前回より点数が少し上がり、本人もちょっと自身がついてきたようです。先生のおかげです。相変わらず家での勉強は少ないですが、塾は楽しいと言っています。」(コツコツ型の彼が少し自覚し、多少結果が出てきた時期)

―当塾の模試を終えてー
‘11年7月; 「いつもお世話になっております。テストの結果戴きました。今回の偏差値から、S校は合格可能だと解りました。さらにT校目指して、頑張ってほしいと思います。よろしくお願いします。」 (S校の合格確率80%、T校はまだ届かない結果の時期)     

―夏休みの志望中学の体験授業を終えてー
‘11年8月;「息子はS校とT校を受けたいようですが、どうでしょうか?どちらも体験授業で気に入ったようです。でも届くのかどうか、息子のうちでの勉強を見ていると心配です。どちらもいい学校だと思いました。でも、現在の子供の力では・・・。他に受験した方がいい学校ありますでしょうか?」

―今後についての質問に答えたことに対してー                                                                  
‘11年8月;「お返事ありがとうございます。反抗期のせいか?本人にいろいろ聞いても教えてくれず、先生に聞いてしまいました。私が、勉強という言葉をだすと、いやーな顔をしています。」(得意な算数・理科はちゃんとやるが、苦手な国語・社会がなかなか進まない時期)

ーT校の説明会に行ってー
‘11年8月;「T校の説明会に行ったときは、6割採れば大丈夫だと言っていたのですが、現在の成績ではまだまだ難しいと思うのですが・・・。」(当塾の夏講にも参加。いよいよ勉強への取り組みが本格化の時期)

―日曜講習参加の申し込みー
‘11年9月;「先生にちょっと相談なのですが、ブログには日曜日も講習をするということが書いてありましたが、可能であればなんですが、とりあえず9月中だけ日曜日の3時間コースお願いすることって出来ますでしょうか?あと受験まで4ヶ月しかないのに、なんだかあまり勉強してないようです。反抗期のせいか私が言うと、「うざい」といわれるので、先生にお願いするしかないです。どうか、よろしくお願い致します。」(本人に意欲の兆候の時期)

―日曜講習継続以来―
‘11年9月;「この間の日曜日、自宅まで送って頂いてありがとうございました。テストの結果見ました。確かに、前より意欲は出てきたようです。それとも焦ってきたのでしょうか?10月も日曜講習受けたいそうなんでお願いできますでしょうか?」(意欲が表に。通塾日以外のFAX質問も増えてきました。)
―はっきりと受験校を決める時期―
‘11年10月; 「いつもお世話になっております。 日曜日は、12月まで通うと子供が言ってますので、よろしくお願い致します。あと、U校は、先生から見て受けても大丈夫だと思いますか?次回の学校説明会にでも行ってからまた考えてみます。塾に入った頃は、S校も難しかったと思いますが、ここまで来れたのは、先生に教えていただいたおかげです。あと2カ月よろしくお願い致します。 」(成績もぐんと上がり、勉強量も増えてきた時期)

―模試の結果報告―
‘11年11月;「S校の模試を受けたので、結果を報告します。合計では最低点を上回っていましたが、国語の点数が低かったので、合格者平均点に届きませんでした。これではT校などとても厳しいと思います。子供に喝をいれてください。どうぞよろしくお願いいたします。」(本人は結構やる気にもなっているし、学力も向上してきているが、間に合うかどうかと母はヤキモキの時期)

―冬講真っ盛りー
‘11年12月;「うちの子供が、反抗期で、先生に、大変ご迷惑を掛けているかと思います。今年は、本当にたくさんお世話になりました。ありがとうございました。残すところ、あともう少しですが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。」(仕上がり上々。厳しいこともいいましたが、勉強に対する姿勢がぐんと良くなってきた時期)

―冬講最終の日―
‘12年1月;「先生には本当に、お世話になりました。反抗期のため私の話は聞いてくれませんでしたが、先生の話は聞いてたと思います。講習も明日のみですね。どうぞよろしくお願いいたします。なんだか、延長授業などもしていただいてたので、申し訳ないです。ありがとうございます。」(すごく大人になった気がします。あとは、結果を残すのみ。)

―本命合格発表の日。すでに1校合格―
‘12年1月;「先ほど、子供が電話をして聞いていると思いますが、無事二つとも合格できました。もしかして?T校はもちろん、S校もダメだったら~~と心配してましたが、どうにか大丈夫でした。本当に、先生のおかげです。入ったころは、本当に学力が低く教えるのが大変だったと思います。先生に出会ったことが幸いでした。先生が、反抗期などものともせず、解りやすく熱心に教えて下さった結果だと思います。息子は本当に成長することができました。一年間、本当にありがとうございました。 」(おめでとうございます。更に大きな夢に向かって、進んで欲しいと思います。継続通塾中!)

中学受験  「受験を終えてーこの1年からー」 その1「目覚め」

2012 年 1 月 21 日 土曜日

冬講は16日で終わったのですが、水曜日(18日)の朝から激しい下痢とともに、高熱に見舞われ、僕だけ塾を休んでしまいました。完全に一日、僕が授業を休んだのは、休日を取った9月と11月の祝日以外で、いつぶりかちょっと記憶がありません。仕事を休まないのが取り柄なんですが、ちょっと疲れがたまったようです。ご迷惑をおかけしたお子さん(1名)の振替は必ず実施しますので、お待ちください。
実は今日現在で、まだどこの中学へ行くか迷っておられるお子さんも少しいらっしゃるようですが、まずは、合格おめでとうございますと申し上げておきます。
さて、当塾は1名志望のクラス(学校ではなく)に届かなかった子がおりましたが、他は、第一志望に合格しています。実は、現在まで、当塾は最初から第一志望の合格ラインに達していた子はほとんどおらず(但し、在塾生にはおります。)伸びて第一志望に届いた子が多いんです。
今日、光星から三口前教頭が塾にお見えになられて、今年受験した子の成績などを教えていただきました。合格発表までははらはらどきどきでしたが、どの子も合格ぎりぎりではなく、余裕を持って合格しておりました。入塾後、皆、大きく伸びてくれたので、本当にうれしいです。
今年合格し中学の勉強を当塾で始めた子が今日、あまりにすいすい問題を解くんで、「変わったね。」と言ったら、「ん~、もっと早く勉強に目覚めていれば良かった。」と言いました。受験を超えて本当に勉強することを覚え、苦しい山を越えて、大人へ一歩、近づいた気がします。勿論、気が付くのが遅いわけじゃありません。ここからが本当の勝負です。6年かけて、さらなる大きな夢にチャレンジするのです。

中学受験 全員合格なる!

2012 年 1 月 12 日 木曜日

まだ最終発表、おわっていないんで、緊張感は持続しつつも、6年生の全員合格を果たしました。今年は入塾が比較的に遅い時期(5年の後半)でのスタート組が多く、どこまで伸ばせるか心配でしたが、なんとか全員から合格の声を聞くことができました。全部終わってから、来年以降のためになる色んな話をしたいと思います。

中学受験 合格者、第一号、出ました!

2012 年 1 月 9 日 月曜日

藤の発表があり、合格者が出ました!
この知らせを一年、待っているんです。
嬉しい瞬間です。
受講中の生徒さんがいたのに、大騒ぎ!
(受講中の生徒さん、大変失礼しました。)さあ、明日から、受験の子、明日発表の子、ドキドキで僕も眠れない一週間です。
昨年は、開講以来初めて一校受験での不合格者を出しました。今年は絶対全員合格。直前の模試も全員合格ラインでした。きっとやってくれるでしょう!

中学受験の志築塾です。 明けましておめでとうございます。

2012 年 1 月 2 日 月曜日

すでに、2日から冬講、再開しています。受験直前の6年生が元気な姿を見せてくれています。
通常、3時間の講習ですが、昼食を用意したので、今日は一人、5時間~6時間の講習を行いました。
去年の今頃の授業態度の話をして笑いました。当然のことながら随分成長しました。かわいいかわいい生徒たちです。
4日からは他の6年生や5年生以下と中学生も冬講後半に参加します。
新年度の本講は9日からです。
現在、平日は3年生以下の部の3時が7講。以降は4講のみ空いています。
土曜はまだ12講中4講のみしか埋まっていませんので、ご希望にそえるのではないかと思ってます。
今年も志築塾がんばりますので、よろしくお願いします。