2013 年 2 月 のアーカイブ

公立中高一貫情報 「各月の公立中高一貫対策問題の実施内容」 通常の勉強と違うこんな問題が出ます!

2013 年 2 月 20 日 水曜日

月1で、昨年9月から実施しています。
通常の勉強とかなり違っているので、普段、ニュースを見ることや、親子の対話などが必要だと思ってます。会話能力は、文章力につながります。普段、敬語や正しい言葉使いを駆使して、人に正確に言いたいことを伝える訓練も必要です。以下、実施した公立対応問題の内容です。(なお、入塾時期や週の受講回数や通常の勉強の習熟度により、実施回数は変わります。)

第一回が「地図の読み取り」
最初が出会った人への適切な道案内。けがをしている小さな子への対応。
どこのお店で何が買えるかを考えて、適切なアドバイスをする問題。
観光客になって、観光地図にもっと必要なものを考える問題。
アメリカから初めて来た友人を観光マップから、自分ならどう案内するかという問題。
地震が起きた時の行動。ハザードマップの作成。危険の察知。
(*地図記号を読み取るだけの問題ではなく、発想力を持って対処する問題でした。)
(みんな、言葉でまとめるのが大変そうでした。受講は4年生中心のところ、2年生がトライ。発想のユニークさにびっくり。)

第二回「対照実験」
対照実験とは、調べようとする事柄だけを変えて比較する実験のこと。
発芽実験が代表的な実験です。
めだかの産卵と温度。葉で作られるデンプンと日光の関係。ふりこの長さと周期。
二酸化炭素に火を消す性質がないことの実験。どんな対照実験がいいか、自分で考える問題。
(発芽の条件など知っているのに、対照実験となると答えは簡単には出ないようです。理科の実験をやっていただいている先生から、理科実験に積極的な子ほど授業でも豊かな発想を発揮するとの評。理科実験は、ほんとにみんな好きです。)

第三回「虫食い算と魔方陣と数の組み合わせ」
虫食い算は、筆算の足し算、割算、掛算の☐になっているところの数字を求める問題。
魔法陣は、9個のマスに数字を当てはめる問題。
数のくみあわせは上皿天秤問題でした。洞察力が必要です。
最後に+-×÷を入れて、1から10まで作り出す問題。
(*比較的、男の子の方がクイズ感覚で、楽しんでました。)

第4回「イラストの読み取り」
イラストからカレーのレシピを考えるもの。4コマ漫画からことわざの意味を語る問題。
明治の食卓と現代の食卓。それぞれの良さを比較し論評する問題。
最後におぼれた子供を見た時、どう行動するかを論述する問題。
(男の子はさんざんでしたが、女の子の方が対応力ありでした。)

第5回は「推理する問題」
一桁の数字7個を4つの関係式から導き出す問題。
3つの発言から順位を導き出す問題。
4人の発言からうそを見つけ出す問題など。(A君は僕のヒントも拒否し、もくもくと取り組んでました。)

3月に、第6回をやる予定です。
題は「エネルギーと資源」主な発電の長所と問題点。バイオマスについて論じる問題。エネルギーの未来を論じる問題の予定。

中学受験 「合格された生徒さんからの手紙」 家宝にします!

2013 年 2 月 15 日 金曜日

今回、合格したAから、なんと、手紙を戴きました。
「志築芳信先生へ
志築先生!1年半理科・社会をご指導いただきありがとうございました。先生のすごくわかりやすい説明や入試に必要なポイントの解説はとてもためになり、勉強が身につきました。また、時には、お腹が痛くなるようなお話しをしてくれたり、ためになるお話をしてくれたり、時には叱ってくれたりしてくれたおかげで、成長することができました。
これからは、「中学生」として、「自分に厳しく」、「人に優しく」を心掛けながら、頑張っていきたいと思います。
また、これからは、志築先生には「数学」と「英語」を教えていただくことになりますが、今後ともよろしくお願いします。」
「かつら先生へ
これまで一年半、国語・算数をご指導いただきありがとうございます。特に、苦手の算数が克服できたのは、線分図や面積図などを使ったわかりやすい説明のおかげです。先生が苦労して作られた手製のプリントは、計算力や基礎力を身につけるのにとても役立ちました。「おにかつ」と呼ばれていたかつら先生(私も呼んでました(笑))に、今では、感謝の気持ちでいっぱいです。とても、尊敬しています。
これからも、志築先生同様お世話になりますが、よろしくお願いします。」
一言;本当にうれしいです。先生冥利につきます。手紙は初めてです。Aの心と一緒に過ごした1年半。合格以上に、僕たちと会話したことが、Aの人生の役に立てればと願うばかりです。

中学受験 「光星中学説明会、塾で開催!」

2013 年 2 月 11 日 月曜日

僕らも含めて15名が一堂に会す、塾始まって以来のイベントを開きました。
広報部長で2年生担任の駒井先生に来塾いただき、学校の状況、入学試験の現況お話し戴きました。その後質疑応答をし、約2時間の説明会でした。
現在の高校2年生が共学の最初になりますので、4月から全学年共学となります。
親世代にとっては、光星=男子校のイメージが強いですが、また、女子比率は未だ30%ですが、文化祭などに参加すると、共学であることを実感します。
今年は、志願者160名に対し、118名の合格。最低点は192点と高いです。各学校が最低点を公表していない中で正々堂々の公表は評価できるものです。
算数が難しいというのが従来の光星でしたが、今年はやさしくなり、平均点は70点へと上昇しています。これは、明らかに算数の力の差を見るもので、力のある子は、高い得点を取ることができます。ある科目だけできるのでは、1200点以上取ることはむずかしいことになります。したがって、確実に各教科50点以上取る必要があります。つまり、苦手科目を作らないことだと思います。
在校生が2名来てくれました。学校がとても楽しいと話してくれました。
お母さんや生徒さんから質問もいっぱい出て、とても有意義な説明会だったと思います。
今後、ほかの学校とも協議し、できれば同様の説明会を開催したいと思います。

中学受験 「公立中高一貫の選抜方法」と志築塾の対応

2013 年 2 月 8 日 金曜日

全国的に見ると「調査票」、「面接」、「作文」、「適性検査」のようです。
調査票は小学校の成績と学校での活動を記入するもので、小学校の先生に書いてもらうものです。
リーダーの素養をもとめていますので、児童会での活躍はおおいに評価されるでしょう。
また、ある競技での全国大会出場やイベント出場は、個性豊かな子が求められる生徒像なので、重視されるでしょう。
勿論、そのような派手な活躍ではなく、地道に取り組んでいることやほかの人のためになる活動も評価されると思います。
また、主要科目(国・数・理・社)での「大変よくできました」の数(学校格差が大きい場合見ないケースもあります。)と生活分野での「大変よくできました」の数は重視されるでしょう。

面接は私立受験以上に重視されると思います。自分の意見をしっかり持っていることや、話す力を見ています。
たとえば将来なりたい職業が「医者」だとします。「父がやっているので」では不足です。
「将来、医療が進んでいない国へ行って病気の人を助けたい。」「無医村で簡単には医者にかかれない人たちを救いたい。」などもう一歩踏み込んだ内容が必要でしょう。
当塾では、作文講習の中で、将来なりたい職業や社会貢献などを聞かせてもらっています。
明確なものがある方がいいでしょう。

作文は7割の学校で実施しています。
単純に作文を課しているところや適性検査で文章を書くところに分かれます。
昨秋から作文講習を始めましたが、かなりできる子でも、作文で手こずるケースがあります。
小学校での作文教育の軽視が文章を作れないにつながっていることは間違いないようです。
日記や親子文通などを進めているようですが、なかなか難しいと思います。
作文テキストが一番効果的で、現在、当塾でも使用しています。

適性検査はほとんどの学校が行っています。
国語重視のものと算数的思考力重視のものに大別されますが、知識より、考える力と表現能力が問われているようです。
当然、普通の問題と違いますので慣れておく必要があります。
開成模試はその意味でいいのかもしれません。
ただ、通塾さえしていないお子さんにとって、違和感のある試験ですので、衝撃を食らうかもしれません。
当塾では月1回の答練を授業で行っています。

また、読書はすべてにおいて必要不可欠なものです。どんなものでもいいですから、読書を心がけるようにしましょう。
当塾では「志築文庫」を設けています。数は少ないですが、小学生に人気の本を中心に用意しています。

3年生(もちろんどの学年からでも対応します。)からでも、公立対応のために、週1回、通塾してみませんか?

中学受験 「光星の入試問題2ー算数」 今年からかなりやさしくなりました。でも、平均点が・・・。

2013 年 2 月 5 日 火曜日

光星の算数はかなり難しくて定評がありましたが、今年からぐんと易しくなりました。平均点も60点を超えています。
理由は昨年までだと平均点が20点台で、できる子できない子の差があまりつきませんでしたが、今年のように易しくすると、算数の得意な子・不得意な子の差がつき、選抜が容易になることを挙げていました。
付け加えると、僕の考えですが、「小学校の成績はいいが、塾へ行っていない子」や「塾へ行っているが受験塾ではない子。」などすそ野を広げることにつながると思います。また、広がりを見せる公立中学熱の子を一定私立に向けさせる役割も果たすのではと思います。
ただ、この傾向は従来あったお試し受験としての意味合いが薄れることにもつながり、北嶺などを目指す子にとって、滑り止め的傾向のみが強くなるのではと思ってます。
光星第一志望の場合、問題が易しくなることで、勉強内容も基礎重視の勉強に代わってこざるをえないでしょう。ウエートも国語と理社重視にならざるを得ないと思っています。ただ、上位校の受験を考えている子には、どうしても、算数重視の傾向になることで、勉強のさせ方、テキストの選び方など、多少問題点を持つことになると思っています。

さて、光星の算数です。純粋な計算問題は3問です。比較的易しい問題。基礎応用(ほとんど計算問題に近い)が7問。ここまでで、50点獲得できます。
第2問は定番の仕入れと定価と値引き問題。シンプルな基礎問題なので落とせないところです。
第3問は解き明かす問題。読み解く力と考える力が必要です。
第4問は線分図を使うと比較的易しい問題です。
第5問は正方形の折り畳み問題で、角度を求めます。
第1問で50点。第2問以降で問1を確実にゲット出来れば、確実に70点取れます。
(*志築塾では光星第一志望の子には、基礎重視のテキストを使用し、志築先生お得意の理科社会で得点を大きく伸ばすよう指導して行くつもりです。他校併願の子は従来通り、アドバンス重視で臨むつもりです。)

2月10日の光星説明会ではその辺も駒井先生に聞いてみたいところです。

中学受験 「平成25年度光星中学入試問題(社会)の分析」と「塾での光星説明会の開催について。」 

2013 年 2 月 5 日 火曜日

社会;地理30点、歴史30点、公民30点、論述10点です。
地理はやはり、トレンドの環境問題と世界地理でした。
地理は5年分野で忘れていることが多いので受験前に、テキスト問題、特に基礎問題をやっておくことが大事です。(志築塾では10月からアドバンスまとめに取り組みました。)
書き問題の「地球サミット」「バイオマス発電」「酸性雨」はテキストに載っていますが、「ハリケーン」はニュースを見てないと書けない問題です。(11月の時事問題でも扱いました。)
また、ざっくりでいいと思いますが、世界の主要国(今回の入試では中国・アメリカ・韓国・ドイツ・スペイン・イタリアなど)のことを知っておく必要があるでしょう。(志築塾ではテキスト外授業で世界地理に取り組みました。)
オリンピックと貿易が2番目の問題。やっぱり世界を意識した問題です。
日本の貿易相手国、輸出は1位中国、2位アメリカ、3位韓国。輸出は1位中国、2位アメリカ、3位オーストラリアは基本です。
歴史は各時代からの出題でした。
広く基礎しっかりが問題の中心です。
書き問題も「平城京」「五人組」「八幡製鉄所」「日米安全保障条約」は基礎。元寇で活躍した「竹崎季長」も最近よく出る人物です。
公民も広く出題されています。
直接税と間接税。選挙権と被選挙権。バリアフリー。
書き問題は「地方公共団体」「裁判所(地図記号)」「国際連合」「海外青年協力隊」「永久の権利(基本的人権の尊重)」
しっかり基礎がやはり重要。
時事問題は
ダルヴィッシュの所属チーム(レンジャーズ)。新しい政令指定都市(熊本市)。フランスの新大統領(オランド)。赤レンガ駅舎の復元(東京駅)。ノーベル賞受賞者(山中伸弥)。(11月と1月にザピックの時事予想問題を暗記してます。)
最後が光星の独自問題。論述式のJAXAの宇宙飛行士の話をベースに将来の夢と社会貢献について記述する問題。しっかりとした将来の志望と考えを持っていることが大事です。
総評:光星の問題はくせがなく、広く基礎問題が出題されます。普段の勉強とニュースなど広く社会に関心をもつことが必要です。
光星の入試は比較的やさしいですが、最低点が200点近いことと、しっかり落とされているので、侮れません。学校も含めた普段のたゆまぬ努力が必要だと見ています。

*2月10日1時半、札幌光星中学の先生を呼んで、5年生対象の入試説明会を開催します。現在4名の塾生が参加します。
今年の入試の状況がいち早く聞けます。また、塾生で光星の在校生も来ますので、学校生活の色んな話が聞けると思います。
もし、入塾と光星受験をお考えの方がいらっしゃいましたらご連絡ください。