2014 年 2 月 のアーカイブ

中学受験 「成長の軌跡その2」 努力は実を結ぶ。

2014 年 2 月 28 日 金曜日

無口で必要ないお話しなどしない女の子。お兄ちゃんが志望校に2年前に合格していました。
これも志築塾の奇跡で、入塾時、到底合格など視野に入れるレベルではありませんでした。
ところが見事、合格。当時、志築塾の奇跡として紹介しました。
それから1年ほどたって、妹と二人でやってきました。妹も中学受験を目指すためでした。
女の子にありがちなのですが、極端に、一科目を苦手としていました。
そこそこの成績は出すものの、一科目が足を引っ張り、なかなか目標の中学への結果は出せませんでした。
先ず、彼女が目指したのは、塾一の歴女に対抗することでした。その歴女、半端ない歴女。第一回歴史大賞を6年生を抑えて、5年生夏で受賞した子でした。彼女にとってその彼女が目標でした。7月後、ついに追いつき、第二回を制しました。
そして彼女は月例の学力試験でトップになりました。実はここから伸びが鈍化しました。安心感なのでしょうか。
僕は、彼女に苦手科目が着実に力がついていることを指摘し、そして、お兄ちゃんを超えろ!と言いました。
それが目標なりました。模試はお兄ちゃんをダブルスコア-で超える結果となりました。
彼女は過去3番目に遠い子でした。でも、通塾開始以来、1年数か月、学校行事以外、一度も休まなく通ってきました。
そして、本番、2校受験、2校とも合格。彼女のひたむきな努力が成果を生み出しました。
これからも成長する彼女を見守りたいと思います。
先生たちが、心を開けず、苦労した子ですが、僕にはいつも笑顔の彼女でした。
僕にとっては、秘蔵っ子でした。
彼女はお兄ちゃんと違う中学に進学するそうです。
そこからが彼女の第一歩なのでしょう。
エールを送ります!

中学受験 「公立中高一貫の配点に見る小学生活の過ごし方」

2014 年 2 月 25 日 火曜日

千点満点基準が一般的です。
適性検査重視型の例では通知表を含む報告書が200点、適性検査800点のようなケースもあります。
この場合通知表評価を大きく差のつくものとしています。仮に「頑張ろう」を1点とすると、「良くできました」が9点、「大変良く出来ました」が14点などとなっており、「頑張ろう」はかなり足を引っ張りそうです。勿論全教科評価です。
また、適性検査評価を最小限とする例では、報告書300点、作文200点(面接含む)、適性検査500点とするところもあります。この場合。通知表の評価もさることながら、作文・面接などの評価も重要になります。将来どんな職業に就いて何をしたいか?どんな社会貢献をしていきたいか漠然としたものではなく、体験に裏打ちされたしっかりとしたものが評価されます。
札幌は後者のケースに一番近い形になると思っています。
まずは報告書評価を上げることです。学校の勉強を重視し、平生いい点数を取ることが大事です。
また積極的に学校の役員など引き受けて活動することが評価につながります。
小学生時代に取り組んだこと。立命館の個性入試につながるような体験経験が重視されると思います。
特に5年・6年が評価の対象になります。
さて、作文面はどうでしょう。附属の優れているのは時間を決めての作文訓練です。おそらく、公立小学校では取り組めないでしょう。(附属生の参戦がありそうです。当塾にもいます。)志築塾でも、作文を取り上げ、専門の業者との提携を済ませています。
公立中高一貫校の適性検査に言及しますと、普段、塾でやっていることと大差はありません。
本を読んだり、日記を付けたり、ニュースを見たり家族で話し合ったり、そんなことが大切です。中高生文章力が上がったと言われます。携帯メールのおかげです。ゆとり教育などと称し、日本の学力を低下させたのは文科省そのものです。普段の学力向上が公立の未来につながることを願っています。
予習復習を含めたご家庭での対応が子供達の未来につながります。
当塾は数年前から公立受験対策を実施してきました。その方向性はやっぱり間違っていませんでした。公立受験だけが一人歩きのように存在しているのではなく、必要な学力を求めているからです。特に対策が必要なのではなく、日々の学習の積み重ねが未来を創ることを知っていただければ、幸いです。

公立中高一貫受験「公中検模試第一回7名参加!」

2014 年 2 月 24 日 月曜日

5年生対象の公中検模試第一回を2月16日と2月23日に実施し、7名が参加してくれました。
問題は比較的易しいですが、やはり記述式が多かったです。
社会系は「農業問題」が中心です。食の安全や耕地面積の減少を論述する問題です。
語句だけではなく、日本の農業の現状を知ることが重要です。(学校では5年次に取り組むところです。塾テキストのアドバンスⅡ社会にも載っています。)
理科系は「発芽と成長」と「流れる水の働き」が中心。やはり公立問題に多い対照実験の理解や顕微鏡に直射日光をあてないのはなぜ?など考えるなぜなに問題が多かったです。(学校ではやはり5年に取り組むところです。アドバンスⅡとⅢの初めにやっています。)
算数系は「体積」「公倍数・約数」「単位当たりの数量」などが中心でしたが、社会的資料の分析・理科的事項と結びつく科目横断的問題も見受けられました。これも公立問題の特徴と言えます。
全体で記述式が15問あり、ほとんどが考えて論述する問題が多かったです。
記述が少ない生徒さんが多かったです。ほぼ意味があっていても言葉足らずは減点の対象になります。
特に字数指定の場合80%以上の記述が必要です。(これは私立も同じです。)
やっていることは同じでも考えて記述するとこが多いのが公立受験です。
志築塾では4月から公立受験希望者に月例公立用問題を配布し、週3の子は2週に1回(公立がメインの子は週1)、週2の子は
月1回(公立がメインの子は月2回)公立対応授業を実施します。
私立一本に切り替えたお子さんもおりますが、記述は大事なので、公中検も勧めていきたいと思います。
公中検模試次回は4月です。

中学受験 「成長の軌跡」その1

2014 年 2 月 23 日 日曜日

S君の話
 入塾は5年の終わりでした。頭のいい子でした。そのまま受験なしの中学も考えていたので、なかなかヒートアップしませんでした。なにより無口で、笑顔を見せませんでした。心を開く作業がまずは大事でした。時間はかかりました。国籍が違うことも大きな問題でした。でも考えてみたら、学校では違う言葉を習い、普段は日本語なんです。思いっきりのバイリンガルでした。
たまたま担任の先生がワンピースファンでした。先生は待ちきれずネタバレに近い話を生徒にしていました。
来塾時、僕にワンピースの質問が来ます。ここが交流点になりました。いろんな話をするようになったのと、笑顔の授業になってきました。そして、8月の学力テストでトップに立ちました。ついに彼の力が開花したのです。
しかし、ここからが問題でした。そこそこのレベルに達すると力を抜くのでした。
そんな日々、集合講習に出ることになりました。そこで彼は今まで見たことのないリーダーシップを発揮しました。場を作ったのは彼でした。しっかり才能は見て取れました。
危機感で臨んだ11月テストはいい結果となりました。6年生中2位の成績でした。
本番は2校受験の2校合格でした。
でも、彼の性格は8割の力。その性格はこれからも変わらないと思い、行く学校の選択は彼がするように、ご両親にお願いしました。数日後彼から電話。「N校にします!」「うん、解った」
彼からは、彼が未来を自分の意志で選択してくれること願っています。
実は、彼は、某スポーツの全道チャンピオンです。
僕たちは心と向き合う塾です。
志築塾は生徒さんを募集しています。

中学受験 「公立開成受験の日程決まる!」の考察

2014 年 2 月 23 日 日曜日

開成の日程は1月14日が適性検査、1月24日が面接、1月31日がl公開抽選に決まりました、
残念ながら公開抽選をすることは変わりませんでした。しかも、発表が31日。私立の今年の受験日程からすると(北嶺と藤が最終の13日)、翌日が試験日となります。したがって、公立の合否を聞く前に、私立の入学手続きをしなければならないことになると予想できます。
さて、各私立中学の入学金は北嶺30万、日大28万、立命館20万、藤25万などとなっております。
公立一本のお子さんには問題はありませんが、併願のお子さんには大問題の日程となりました。
その目標の開成は抽選。どうしてこんな制度なのか・・・。
さて、ここが分かれ道、思案のしどころです。
そこで、私は、2通りを提案します。
私立の入学金を支払った上での、公立受験。
公立受験を止めての私立受験。
私立受験の勉強は中学に行って大いに役立ちます。
そのチャレンジは成長にもつながります。運を天に任せる公立受験への道より、私立併願・ないし私立一本をおすすめします。
さて、志築塾では、今後の対応についての受験のご希望をお聞きします。その上で、春講や4月以降の講習の組み立てをしていきたいと思います。
志築塾は生徒さんを募集しています。(なお、7時半が結構空いています。中高生の入塾も期待しています。)

中学受験 「平成26年春期講習会開催のおしらせ」

2014 年 2 月 21 日 金曜日

今年の春期講習会は3月23日(日)から4月6日(日)までです。
春講は、春期テキストによる各学年の総まとめ+弱点科目克服講習と位置付けていますが、今年は、最も力のいる算数・国語を重点に取り組もうと思います。また希望により公立中学受験対策講座も実施する予定です。更に、志望校の入試問題解説なども希望により実施したいと思っています。
例年、春講がきっかけで、成績が伸びて来る子が見られます。特に5年生には春講は受験生だという自覚が生まれるいい機会だと思います。
5年生は1講3時間4講です。原則、9時~12時、12時~3時の2講ですが、状況によっては3時~6時及び6時~3時も可能です。4年生以下は各90分刻みで1講で4講までです。
(なお、本講も通常通り実施しますので、春講との組み合わせを希望される方もいらっしゃると思いますが、人数が多いので、まずは別時間とお考えいただきたいと思います。)
希望により特別講習を実施しますので、ご希望を言っていただければと思います。
料金は、1講3時間7千5百円です。4講で3万円です。
申し込みは、下記申し込み用紙、またはメールでお願いします。申し込み受付開始、5年生は3月1日(土曜日)からで、締め切り日は、3月8日(土曜日)です。期限厳守でお願いします。
4年生以下は3月5日(火)から3月12日(火)です。
中高生も募集しますので、希望の方は電話またはメールにてお申し込みください。
3月5日からは、4年生以下と中高生の募集を開始しますので、お早目にお申し込みください。

中学受験 「他の塾からの転入塾生について」

2014 年 2 月 5 日 水曜日

先月から、Y塾から2名、S塾から1名、塾生を迎えました。
1月末時点で、3人は下からワンツウスリーでした。
勿論、前塾が合わなくて、転塾されています。当然の結果かもしれません。
でも、名高いY塾、相当基礎力が付いていると思いました。
残念ながら、その基礎力が全然ついていませんでした。
有名中学に何名合格したかしか関心のないY塾。その結果は、比を見るより明らかです。
「公立受験コース」、名ばかりでした。商売ですから当たり前ですが、便乗商法を感じます。
S塾は、中学受験は対象外。これも問題です。基礎力まったく・・・。
特に算数力が全然ついていませんでした。
Y塾からの転塾は今年の6年で3名おりました。
3名とも、算数の基礎力が出来ていないことが特徴でした。
つまり、この時点で、多くの生徒さんは追われるようにしがみつき、その数という学問人生に終止符を打っています。
ここが正念場。スタートラインでもあります。
正面から立ち向かうことで、未来が見えてくることもあります。
志築塾は生徒さんの未来を応援します!

中学受験 「1月一斉模試終了!」ー5年生の講評 

2014 年 2 月 4 日 火曜日

先週、学年のまとめでもある1月学力テストを実施しました。
5年生(受験生)の平均点は400点満点の267点(67%)でした。昨年度生の平均が231ですから、本年度の5年生が相当高いと言えます。(因みに全国平均点が212ですので、昨年度生の平均SSは53、本年度生は59になります。)
SSは学校によって相当異なりますが、自塾の目標としているSS60の273点を超えた者が、半数を超え7名おりました。(なお、新入塾生には進捗度合などのハンデがあったもののそのうち1名が上位に食い込んでいます。)
開成中学の入試があるため、高校受験予定組も参入し、どこの塾もぐんと生徒さんが増加していますが、
そのせいで、塾生のレベルも上がっています。
公立のみならず私立も厳しい中学受験になること必至です。

今年の中学受験を考えますと、長文読解も従前通りですが、算数の難易度がむしろ上昇傾向にあります。
北嶺は昨年に続きですが、日大・立命館・光星も上昇。
国語もさることながら、算数へのウェートは否が応でも、掛けざるをえません。
ここから3月まで、5年時の算数が、まずはポイントです。
しっかり復習しましょう。
今年の春講、5年生は、算国の復習が重点になります。(勿論、到達度の差はありますので一概ではありません。)
(春こうの案内は2月下旬を予定しています。)
今後、従来、9月からやっていた日曜講習も月2回程度で今月からやる予定にしています。
(今回の成績から必要と思えるお子さんには個別に連絡します。)

受験(または受検)に向けて3月までを大事にして下さい。

算数は逃げていくものを追ったりしません。単純に置いてきぼりで前へ進みます。
気がつくとずっーと前にいました。
ここは算数(復習)の克服に重きを置いていきましょう!

ともあれ、今年の5年生は史上空前の塾ブームであるとともにレベルが相当あがっています。
高い次元の目標を持って、目標に取り組む必要があります。